いちごが佐野市で栽培されるようになったわけ

  昭和30年頃までは北関東ではいちごは適さないと言われていましたが、保温資材の開発にともなって冬期〜春期にかけて晴天の多い北関東(栃木県南部)でもいちご栽培に適していることがわかり、昭和40年頃になって爆発的に栽培面積が増加したのです。この季節、八百屋さん・デパート・スーパーマーケットは、いちごの甘い香りでいっぱいになる。今が旬「佐野のいちご」かわいくて、甘くて、おいしい、いちご「とちおとめ」です。

 

おいしさのひ・み・つ

 いちごは多年生植物で夏ランナーが発生、秋・花芽が分化、越冬、春・開花と元来いちごは初夏の果物なのです。現在では、県・JAグループ・生産者の取り組みと努力によって、促成栽培で10月から翌年6月まで収穫が行われます。
 北関東の平野(佐野市も含まれています)では、冬の日照時間が長い。これは、いちご栽培立地条件に適しており、ハウス栽培することにより、冬の光を利用し品種特徴に合せた温度管理(目標最低夜温8℃)てゆっくり熟成させ、いちご本来の香りと食味を大切にし、これが、酸味をひかえ甘さを引き出しより一層おいしいいちごを生産することができるのです。当地のいちご作りには歴史があり、常に「こだわり」を忘れずに栽培しています。

 おいしいいちごは JA安佐観光農園「いちご畑」 から


JA安佐いちご変遷
昭和31年  いちご導入される(水田裏作)
  34年  出荷組合結成、京浜市場へ共同出荷
  39年  安佐いちご研究会発足
  40年  農協合併 (7農協と合併)
  46年  いちご専門部会発足、みつばち導入、フリー苗共同育苗圃設置
  48年  宝交早生導入、ダナー電照栽培導入
  49年  小型パック全期間実施
  51年  有機栽培研究、肥料統一、宝交早生本格的販売
  52年  麗紅試作(苗導入)
  53年  農協合併(吾妻農協と合併)、一元集荷実施
  54年  麗紅導入
  55年  朝日農業賞地方賞受賞、フリー苗育苗施設設置
  56年  長期株冷実施販売(てるのか、はるよい等)
  58年  一元集荷所完成、出荷作業のパート制導入、生協出荷開始
       いちごジャム作り(付加価値商品作り)
  59年  女峰試作2年目、女峰市場出荷開始、隔離ベット育苗開始
  60年  女峰本格的販売
  61年  株冷育苗試作(県下で初めて技術開発)
  62年  女峰98%普及、ポット育苗、隔離床育苗本格的普及
  63年  青果センター完成(現在地)
平成 元年  予冷いちご出荷開始、短期株冷実施
   2年  予冷庫普及98%、新品種「 雷峰 」の導入
       いちご規格選別の簡素化(ワンタッチで出荷)
       朝づみいちごの出荷開始
   3年  「 栃木11号 」(栃の峰)展示圃設置
   4年  いちごワイン開始販売(産品づくり、梨、キウイ)
   5年  不受精果対策、施肥試験
   6年  セル苗省力育苗開始、棚式育苗システム(アイポット)育苗導入
   7年  新品種「 栃木15号 」(とちおとめ)展示圃設置
   8年  とちおとめ2ha、作付け販売、ナイヤガラ育苗の導入
       情報販売の実施(ファックス導入、100%普及)
   9年  いちご栽培育苗の分業化試作(リレー苗の実施) 出荷ライン更新
  10年  ハローワークより雇用の導入  パソコンによる簿記記帳始める。
  11年  高設ベンチ式栽培導入3名 12年に1名増え現在に至る
  12年  イチゴ増殖施設再整備(ナイヤガラ育苗導入)