わが国におけるイチゴの栽培では、一つの品種が導入・育成されるとともに、それに対応する一つの作型が組み立てられてきた。
 たとえば、昭和30年代にダナーの導入によって半促成栽培が盛んになり、昭和40年代には宝交早生が育成され、生育調整技術の開発とあいまって、促成栽培が確立・普及した。ダナー宝交早生はイチゴが大衆果実として広がる先駆けとなった。 

現在最も多く栽培されているのは、
とよのか であり、次いで女峰 である。二大品種といわれて久しい。とよのか は農水省野菜試久留米支場で1973年のひみこ ’ב はるのか ’の組み合わせ交配系の中から選抜され、1984年に発表され、九州を中心に西日本で栽培されている。

 女峰は栃木農試で{‘ダナー’
×(‘はるのか’בダナー’)}ב麗紅’の組み合わせ交配により育成され、1981年に発表され、関東を中心に東日本で栽培されている。 

両品種にはそれぞれ病気や着色、味の問題や収穫調整に労力を要したりして欠点もあり、これらをしのぐ優れた品種の出現が強く望まれているところである。

 イチゴの新品種として、とちおとめ、章姫など多数開発され,現在話題になっています。
 

 

最近の品種の移り変わり

 

 
 











 

いちごの品種別入荷割合
                                             (東京市場)


いちごの東京市場入荷量・単価の推移
                                 

数量(t) 単価(円/Kg)
1983年 24,512 962
1986年 29,785 968
1989年 32,023 1,038
1992年 30,258 1,244
1995年 28,313 1,184
1998年 26,049 1,213
1999年 28,032 1,197




いちごの品種別入荷量・単価の推移(東京市場)

女峰 とよのか
数量(t) 単価(円/Kg) 数量(t) 単価(円/Kg)
平成元年 18,319 933 10,897 1,170
7年 13,992 1,079 11,961 1,254
8年 13,019 1,032 12,820 1,262
9年 10,658 1,083 11,254 1,248
10年 8,040 1,099 11,055 1,284
11年 7.181 1,081 11,015 1,215

とちおとめ 章姫
数量(t) 単価(円/Kg) 数量(t) 単価(円/Kg)
平成10年 3,934 1,142 1,289 1,229
11年 6,128 1,242 1,465 1,255
平成12年度産いちご県別実積
                      各県経済連扱い
県名 数量(t ) 前年比(%)
栃木 23,004 108
福岡 16,732 97
佐賀 10,495 93
熊本 10,348 99
長崎 9,525 97
愛知 8,639 102
静岡 7,872 114